- もういくつ寝ると春が来る?
- 2015年02月28日
春の兆しが見え始めると冬がもう一踏ん張りして、季節の押しくら饅頭が始まります。
そしてぐっすりと眠り込んでいた森の木々が「うん?」と目を覚まし始める気配が感じられます。
既に日当たりの良い場所に生えている「苔」達はぐんと緑を増し、味気ない冬の景色の足元を明るくしてくれています。
標高1000mをゆうに超える中央アルプスの恵那山麓の峰々の頂上は、まだ雪で真っ白なので、日々明るくなってゆく早春の光を眩しく反射しています。
真冬が過ぎれば、もう早朝の馬籠宿散策の足元を気にせずに、まだ静かな午前中の馬籠宿散策をぶらりと楽しむことができます。
いわば「馬籠宿を一人占め」できる時間帯です。
これって結構「贅沢」な時間なので、わざわざそれを御目当てにいらっしゃる方もお見えです。
心の中では密やかに江戸侍や江戸小町になった気分で、存分に古の時代に思いを馳せていらっしゃる様です。
馬籠宿に「春の花」の季節が訪れ始めるのは、名古屋等の平地に比べると2週間〜3週間程遅れて始まります。
それでも、もう既に「蝋梅」の花が咲き始め、梅の樹の枝先に花芽の兆しがちょっとだけ始まりました。
馬籠宿には「紅梅」が沢山あり、ちょうど馬籠館の大駐車場から見える場所いっぱいに咲きます。
一雨毎に目覚めてゆく木々を眺めながら、早く清楚で可憐な梅の花が咲き始めないかな・・・と、心待ちにし始めるのがこの時分です。
そして、午後の日差しが随分と暖かくなると、「日向ぼっこ」の時間が楽しくなります。
ドライブの車窓越しに差し込む日差しが暖かく、車内の暖房が要らないぐらいです。
馬籠館の茶房籠はそんな「午後の日差しをたっぷり」と楽しむ事ができる喫茶店です。
美味しい手作りきんつば付きの珈琲やおぜんざい、小腹が減っていたら懐かしのカレーライス等をお召し上がり頂きながらゆっくりと木曽路馬籠宿でのご休憩時間をお過ごし下さい。
もっとしっかり暖かいものを食べたい!という方はどうぞ「そば処まごめや」へお越し下さい。
暖簾が掛けられた大外門をくぐって中庭をお進み頂いた奥が店舗入り口になります。
どうぞお気軽に「どんなお店なの?」とお越し頂ければと思います。
「まごめや」はペットのわんちゃんとご一緒にお食事頂ける、日差したっぷりの暖かな別棟もご用意致しております。
どうぞ馬籠宿散策の折には馬籠館をお気軽にご利用下さいませ。


