- 草刈り
- 2014年06月09日
シャリイイン・・・と草刈りの音が馬籠宿界隈のあちこちで聞こえます。
一気に伸び出した草は草刈りをしても草刈りをしても、また直に伸びてきます。
そんな草刈りをする人が頭に被っている物をみると・・・半分ぐらいの人は伝統的な「桧笠」を被っています。
こういった作業にぴったりな、いかにも伝統的な木曽路っぽい姿です。
カウボーイハットを粋に被っている人もちらほら。
アメリカの西部開拓史に出てきそうな雰囲気です。
どちらのかぶり物も頭のてっぺんからの高さがあるので、作業中涼しそうです。
その他「野球帽」や「バンダナ」、「タオル」、変わったところでは「レゲエ風」の方もいます。
草刈りをされているのは男性の方がほとんどですが、皆さんさりげなくお洒落にも気を配われている様です。
桧笠を被られて田の仕事をされている方がいると、海外からのお客様は「OH!」と皆さんカメラを取り出して撮影されている様です。
きっと「アジアのエキゾティックジャパン」の雰囲気満載の絵になる風景なのだと思います。
山間に広がる棚田が残る夏の木曽路や中山道は、「日本はアジアの国」を感じさせてくれる場所なのだと思います。
そしてその景色は私たち日本人にとっても「懐かしくて、ずっとそこにいたい」と思わせるやさしい風景でもあります。
そんな景色に包まれていると、その景色の中の「暮らし」が気になり、「ちょっとお邪魔したい・・・ちょっと昔の暮らし風を体験してみたい・・・」と皆さん思われるのではないでしょうか?
日本の地方にはその土地に伝わる「おとぎ話」や「昔話」が伝えられています。
そのお話を読んで見ると、その地方の昔の庶民の暮らしぶりがよく分かります。
恵那山麓地域の昔話しを集めて情報を公開されている「恵那山ねっと」の歴史・文化の項目の中に「東美濃の昔話」と「中津川の昔話」が沢山集められています。
馬籠宿界隈の「神坂」エリアの話もいくつかあるので、馬籠宿散策の後でゆっくりお茶を飲んだりかき氷をを食べながら、スマホ読書はいかがでしょうか?
どうぞ、忙しい都会での日常を暫し忘れて、昔ロマンの時間をお過ごし下さい。


