- 夜明けの森 中津川市鉱物博物館
- 2014年03月17日
一気に気温が上がり、今日の馬籠宿は日中はストーブ無しでもOKの気温でした。
半開きの状態で、ずっとアイドリング状態だったそば処まごめやの庭先の淡いピンク色の椿もやっと大きく開きました。
月曜日でしたが沢山の個人旅行者の方がおひとり様で、カップルで、友人同士で、ご家族で、それぞれの馬籠宿の散策を楽しんでいらっしゃいました。
20日以降は春休みのお子様といっしょに小さな旅をされるご家族の方も多いと思いますが、馬籠宿から車で20分程の所にお子様も楽しめる夜明けの森:中津川市鉱物博物館があります。
場所は国道19号線を挟んで馬籠宿の山塊の反対側にある、綺麗ななだらかな稜線を持つ夕森山の麓になります。
この夕森山、只の綺麗な姿の山だけではありません。
実は鉱物マニアの方の間では大変に有名な大きな塊の「水晶」やトパーズといった様々な種類の貴石が発掘される事でも有名な場所です。
※ちんの峠での鉱物の採取は個人所有地内となります。詳細は必ず中津川市鉱物博物館に事前にお問い合わせ下さい。
このあたりは苗木‐上松花崗岩と呼ばれる非常に広大なエリアに渡って花崗岩に覆われた分布域にあたり、これほどの大きさの分布域が生成された白亜紀末期に、スパーブルーム並みの火山活動があったのでは?と推測されています。
またこの花崗岩はラジウムを含む鉱石も多く、このエリア一帯には沢山のラジウム温泉も分布しています。
夕森山の北側には日本有数の阿寺断層も有り、美しい断層壁の山の襞が渓谷に沿って幾重にも続いてゆきます。
中津川市鉱物博物館ではそんな自然の作ったジオパークで産出された鉱物や長島鉱物コレクションを中心に、地球の熱が作った美の結晶の展示を見る事ができます。
馬籠館のそば処まごめやの窓から仰ぎ見る様な雄大な恵那山を見ながらお食事をされた後の帰り道、中央道中津川ICから高速に乗る前にもう少しどこかに寄りたいな?と思ったら一度足を伸ばされてはいかがでしょうか?