馬籠宿の観光の際のお食事、軽食、お土産は馬籠館へお越しください。駐車場完備。

藤村ドキドキ コラム

観光立国
2016年04月27日

侍の江戸時代から文明開化の明治時代への激動の時代を、馬籠宿を舞台にして島崎藤村は「夜明け前」の作品を通し、その激動の時代に馬籠で起きた史実を基に彼の代表作となった小説を執筆しました。

現代に目を転ずれば、日本は製造業を中心に組み立てられて来た今までの日本の国の仕組みそのものを根底から「観光」を中心とした社会構造へ転換してゆこう、という流れに向かおうとしています。

 

江戸時代から明治時代への移行時は争いとそれに続く話し合い、そして鎖国から開国へ後押ししたのは日本を取り巻く周辺諸国に押し寄せていた植民地政策の波を乗り切らなければならない世界情勢が大きく後押しをしていたと思います。

当時は「サムライ」と「貴族」によって推し進められた社会変革が、津波の様に庶民に波及し、庶民は否応なしに巻き込まれていった時代であったと思います。

日本の歴史を振り返ると、稲作が始まった「弥生時代」、「律」が制定された「飛鳥時代」。貴族から武士へ権力が移行した「室町時代」、そして下克上の「戦国時代」、鎖国から開国へ向かった「明治時代」、その後の「第二次世界対戦」が終わった後の日本・・・等が国の大きな節目であったのかな?と思います。

そして、目の前に迫っている2020年の東京オリンピックを節目として、日本はより強く「観光立国」に変化をしていくんだろうな?と思います。

 

島崎藤村は第二次世界大戦の終戦を待つ事無く他界しましたが、晩年、「馬籠は世界の人の心に響く、国際的な場所に成長しうる」と語り、馬籠宿の「国際的な観光地への成長」を大きく期待していた様子を当時の島崎藤村を知る馬籠の古老の方の語りから良く聞きます。

その都度、国際的な観光地へとなりつつある、現在の馬籠宿の様子を是非、島崎藤村に見ていただきたかったな・・と思います。

生前、常にその時代の最先端を走り続けていた島崎藤村が夢見ていた「馬籠宿の国際化」とは、現在の日本が目指している「観光立国」を朧げに予測していたのかな?と思います。

優れた天才達とは、いつも実際の時間の時代より50年、100年前に来るべき時代を予測できる程の洞察力、直観力、そして行動力を秘めた魂を持つ人々だと思います。

 

自然に恵まれた国土とは一方で自然災害に見舞われやすい場所でもあります。

国際的に展開する企業が自然災害で被災した場合、その影響は世界中に大きく波及する事となります。

近年、大地が荒ぶる時代になりつつある日本が、製造業中心から観光を中心とした社会構造へ緩やかに移行してゆく事は、2050年に日本の人口が現在の1/3の4000万人程へ激減、その頃まで少子高齢化の影響が続く事と合わせて考えると、「観光立国」への移行は、未来のいつの日かに「平成維新」、「平成改革」と呼ばれる時代の幕開けになる様な気がします。

 

島崎藤村なら「観光立国とは何ぞや?」をお題にして何を語り、何を書いたか?

島崎藤村の代表作「夜明け前」を読み返しつつ、平成維新が「民意先導の変革」となりうるか?を思ったり、そんなに難しく考えなくても「外国人の人が気持ち良く日本に滞在し、過ごしていただければ・・」というちょっとした心づかいが「答え」だったりするんだろうな・・・と思う次第です。

皆さんも「観光立国」による民意主体の時代の変化とは?・・・と文豪藤村になりきって、旅の合間に「ふむふむ・・・」と哲学するのはいかがですか?

 

作;とざそし まき

P1060855

 

 

 

 

 

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