馬籠宿の観光の際のお食事、軽食、お土産は馬籠館へお越しください。駐車場完備。

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スターライトパレード
2015年08月22日
夏至から2ヶ月程過ぎた今時分になると、朝晩の日の出や日が沈む時刻が変わっきたのを感じます。 夜の時間が少しづつ長くなってきて、ある意味「夜空を眺める」のが楽しみになります。 昔の旅は月明かりや星明かりを目印にして行先を目指していました。 「街灯」がなかった時代の旅や「蝋燭」で宿場の布団の中で過ごす様な旅。 不便な時代の様に感じるかもしれませんが、その分夜の明かりに随分と「ぬくもり」を感じる事ができたのだと思います。 そんな江戸時代の様な月明かり、星明かりを見てみたい・・・と古風な木曽路、馬籠宿散策をしながら、ふと思われる方もいらっしゃると思います。   木曽路や裏木曽街道、清内路、古東山道、中馬街道等、馬籠宿界隈からは「さて、これからどの道を行こうか?」と楽しく迷える程の古代〜現代に至る様々な道が通っています。 大昔から人が行きかった「道」が通った場所、通された場所で、はるか縄文時代より人が行きかっていた場所、「神坂峠」は馬籠宿からも「ああ、あの開けた明るい千鳥笹の茂る野原の辺り」と望む事ができます。 古くより日本の西国と東国の分かれ目となり、長らく旅の最難所と言われてきた標高1569mの場所です。   峠のある場所は「富士見台高原」という開けたなだらかな山頂へと続き、恵那山頂、御嶽山、南アルプス、北アルプス、伊吹山、白山連峰等、多くの峰々を一望の下に望む事ができ、岐阜県の胞山県立自然公園の一部になっています。 そしてこの峠一帯の笹はかつての馬籠宿の山村の暮らしにとって、とても重要な物でした。 牛馬を各家で飼っていた時代、この地域で刈られた笹は良質な家畜飼料となり、また床に敷いた物は畑の肥料として有効利用できた為、女達は隊列を組み馬籠より「笹刈り」に出向いた、と記録にあります。 島崎藤村の代表作「夜明け前」にもこの「馬籠の笹刈り」の様子が書かれています。 木曽馬の世話は木曽の女衆の仕事であった事、また馬籠の男衆が多く携わっていた牛方の仕事で、牛は大切な生活の糧であった事。 その様な馬籠の暮らしにとって「笹刈り」はかつてはとても大切な仕事であったのだと思います。   そんな馬籠の歴史と深い関わりがある場所ですが、現在は馬籠宿のある岐阜県側よりは多くの恵那山登山を楽しむ方、また長野県阿智村方面よりは「ヘブンスそのはら」スキー場のゴンドラを利用して山頂散策を楽しまれる方で賑わいを見せ、「日本で一番星空が見える場所」として夜空を眺めるナイトツアーを楽しめる場所にもなっています。 日中は木曽路の江戸情緒や木曽の森の美しさを堪能し、そして特に日が短くなるこれからは「電気のある生活」が始まる前の「江戸時代の夜空」と変わらぬ星明かりを昔の旅人の様に愛でる。 そして、木曽の山の夜の暗さに目をやり、明日の旅路の道に思いを馳せる。 そんな「心の遊び」も「馬籠宿&どこか」の組み合わせで江戸旅気分を楽しんで頂ければと思います。   子供達との「2015夏休みの思い出作り」はまだあと2回ある8月の週末で・・・と思っている方、「宿題のお題が未だ決まらない〜」と唸っている子供さん達、どうぞ木曽路馬籠宿への旅と共に、「昔の日本で見られた様な夜空」を「馬籠宿&どこか」の旅で体験しにいらっしゃいませんか?   馬籠館の「そば処まごめや」ではそんな木曽路夏旅の小さなお子様向けに「お子様ランチ」を8月31日までご提供中。 また年長のちびっこさんから外人さんまで大人気の「茶房籠」の「なつかしのカレーライス」も木曽路旅のはじめにおすすめですよ! P1060499 DSC02853 IMG_3715      

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世界に響く木曽の木地師の技

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