- 幻のツチノコ馬籠宿に現る!
- 2015年05月29日
今年は例年よりずっと早く暑くなりました。
とはいえ、梅雨明けの夏の酷暑とは違い、乾いた空気の中の暑さなので、木陰や風通しの良い場所では心地良い風がすうーっと通り抜けてゆきます。
また馬籠界隈は朝晩は一気に20度以下まで気温が下がるので、夕方から宵のうち頃の夕涼みの時間は本当に過ごしやすく、快適です。
つい先日まで「たけのこ」だった物がぐんぐんと一気に丈を伸ばし竹林を賑わせています。
たけ=丈=背が高い、という意味なのかな?と思ったりもします。
そして雀、ムクドリ達の子育てが終わった頃にツバメ達の子育てが始まります。
雛鳥を狙ってカラスが良く現れますが、カラスに対していろいろな種類の小鳥達が種の垣根を越えて一致団結して猛反撃の空中戦を展開する様子をしばしば目撃します。
馬籠宿=妻籠宿の間の中山道沿いの森ではヒトツバダコ、野イバラ、アカシアを始め沢山の木々が様々な白い花を咲かせて、さなから野趣溢れるホワイトガーデンのお手本の様な感じがします。
さて、馬籠宿近辺で「幻のツチノコ」の目撃情報がありました。
現れたのは江戸時代から手づかずの自然が残る落合宿=馬籠宿の間にある「落合の石畳」の近辺。
5月のゴールデンウイーク明けの賑やかさかが一段落した頃のある日、車の往来もいつもよりずっと少ない日没直後のまだほんのりと明るい時間、そしてその日はやや風が冷たく多くの虫達がまだ暖かい道路の熱がある処だけを選んで飛んでいる様な日でした。
そして「ツチノコ」もそんなまだ暖かい道路の端に体長30cm位の体の短い尻尾の部分で立ち上がり、頭だけ少し低く構え(ツチノコは猪首)まさにぴょーんと何かに飛びかかる態勢(後ろ姿はちょっとだけアジアで良く見かけるコブラの子供似)。
あれ?まさかのツチノコの子供?と思い車を引き返すも既にその姿は無く、その素早いジャンプ力からやはり「幻のツチノコ」だったのでは?と後日話題になりました。
そして様々な「ツチノコの絵」と照らし合わせ比べて見ると、「そっくり」。
大型の猛禽類の鳥達が沢山生息する馬籠宿界隈ですが、深い高い木が生い茂る森の中でひっそりと「ツチノコ」は生息し続けていた様です。
漫画の「妖怪ウォッチ」や「ドラえもん」にコミカルに描かれ、台湾やアジア諸国を始め、海外でもとても有名になった「ツチノコ」ですが、木曽路の豊かな自然の象徴としてこれからも密やかに、ミステリアスに生息し続けて欲しいと思います。
江戸時代にあった「自然を畏怖する敬虔な気持ち」の様な古の日本人の感性、木曽路にはまだその香りがあります。
どうぞ、そんなあんなを思い起こしながら馬籠宿散策をお楽しみ下さい。
散策の後のお食事は江戸の代表食「お蕎麦」を「そば処まごめや」でお召し上がり下さい。
和風喫茶の茶房 籠でアイスコーヒーや抹茶、冷たい和風スイーツをお召し上がり頂けます。
馬籠館駐車場内の出店では大人気の「わらび餅ソフトクリーム」をどうぞ。
清水屋の「ラムネ豆」は爽やかな夏味です。