- 桜便り@馬籠宿
- 2015年04月07日
今年の春は桜の季節=春の長雨になっていますが、それにもめげずに遅咲きの馬籠宿の桜もやっと5分咲きになりました。
馬籠館別館の茶房籠からも大きな桜の木の花を珈琲を飲みながら愛でて頂けます。
馬籠宿から先の馬籠峠までの間は、まだこれからがモクレンやミズナラ、ネコヤナギの季節です。
馬籠峠から大妻籠もまだ早春の感じですが、妻籠宿まで下ると、今が桜の満開時期です。
高低差があるこの界隈は「ちょっと」行くだけでこんなにも花の季節が違うの?と驚かされます。
馬籠宿よりずっと標高が低い中津川宿、落合宿では緑が萌えだしています。
そんな色々な春の季節を歩きながら楽しめるのが「中山道トレイル(ハイキング)」です。
生憎の雨模様が続く中でも多くの海外からのお客様が、レインコートを颯爽と江戸時代の旅人の合羽の様に翻して歩み去る姿は何かカッコイイな、と思ったりもします。
「歩いてみたい」と熱く思って頂ける旧中山道の魅力を、逆に教えて頂いているような気がします。
馬籠宿のシンボルの花は「梅」「椿」「桜」そして「花桃」。山にはミツバツツジが春を告げています。
春の道には「椿」の花や「梅」の花びらが道いっぱいに溢れ、仰ぎ見ると「桜」が咲き誇ります。
花びらの絨毯はほんの数日だけ自然が見せてくれる春の贈り物の景色です。
春の花が咲くと「山菜」の季節も巡ってきます。
「つくし」「ふきのとう」そして馬籠宿の近くには全国区で有名な「瀬戸の筍」が出回り始めます。地元の小さな店先で大切に手掘りされた物を見かけたらお見逃しなく!
そしてそうやって、「春の美味しいもの」を探して自然に目を向けると山の生き物達にも色々と出会います。
「日本猿」「たぬき」「穴熊」「ハクビシン」「キジ」等はあちこちに出没。
そろそろ「熊」さんも歩いているかもしれません。
そんな自然豊かな「木曽路」を「馬籠宿」をどうぞお楽しみ下さい。


