- そば屋でちょっと一杯・・・
- 2014年12月12日
先週末にドカンと降った雪が溶け終わった・・・と思ったら明日からこの先1週間ぐらいは「雪」の日になりそう・・・と予報が出ています。
森の中に生えている鈴なりの野生の柿の実が、一斉に「無くなる」=野生動物=お猿さんとカラスや野鳥達が食べ尽くしています。
野生動物達は冬の間、普段は食料を「調整」しながら食べているのですが、どの木を見てもこの一気に無くなった状況を見ると「こりゃ大雪かな?」と思ってしまいました。
しかし、流石に「カリン」の木の実は誰にも取られずに冬のオブジェの様に大きな黄色の実を鈴なりに曇り空に突き出しています。
誰も食べない・・・・そんなに生で食べると苦いんでしょうか?
室内にカリンの実をそのまま置くとフルーティな香りが漂って気持ちがいいものです。
カリカリになって落ちた朴葉の大きな枯れ葉を森に入って背負い籠に拾い集めているおじさん達がいます。
野生のキノコが雪で溶けきってしまう前に朴葉拾いをしながら探している様です。
朴葉+野生のキノコは暖炉や囲炉裏端で夕方には美味しい木曽の地酒のお酒のつまみになるのかな?と想像。
観光シーズンが一段落した馬籠宿界隈、そして山深い木曽路ではこんな昔ながらの普段の暮らしが身近にあります。
寒いんでちょっと一杯・・・と地酒が美味しい季節なので、ふらりと入ったお店でちょっとおつまみをつまみながら・・・がこの季節の木曽路の楽しみだと思います。
木曽路だと「七笑(ななわらい)」が全国区で有名かもしれません。
馬籠館のそば処まごめやでも「ちょっと一杯・・・」して頂けますが、「飲酒運転」はご遠慮下さいね!
また、馬籠館本館では木曽路や東美濃地方の美味しいお酒を販売しています。
「七笑」の他にも、江戸時代から続く作り酒屋「はざま酒造(新酒品評会金賞受賞蔵)」で恵那山の伏流水を使って作られた「恵那山」というお酒も取り扱っています。
また藤村ゆかりの「桑酒」も滋賀県より取り寄せております。
いよいよ「師走」そして明日13日からはお正月の用意が始まる暦です。
新年を祝う「新酒」を馬籠木曽路旅の思い出に「一献」いかがですか?
馬籠宿から眺める、雪の恵那山はいつにもまして大きく優雅な景観を見せてくれます。
雪の降る日は「そば屋で一杯・・・」が江戸風の粋の様でして・・・、と古の旅人気分をどうぞ馬籠宿でお楽しみ下さい。