- 御嶽山噴火後の馬籠宿
- 2014年10月03日
木曽路の名峰、御嶽山の噴火から1週間が経過しました。
噴火は継続しており、気象庁の発表では山体直下で火山性微動が高まった状態が継続している状況の様です。
多くの方が噴火の際の噴石によって命を落とされ、未だ行方不明になっていらっしゃる方も多数いらっしゃいます。
紅葉シーズンが始まった週末での出来事であった為、日本各地からいらっしゃった方、子供さんも噴火の犠牲になられました。
被災された方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、危険な火口間近で捜索活動に当たられている、多数の自衛隊、各都道府県の消防隊、警察関係の方、また医療チームの方は本当に命に関わる危険と隣合わせで捜索活動をされています。
二次災害の発生に最大限に注意を払われていらっしゃる事と思いますが、皆様方が無事に任務完了され、帰還される事を願っております。
馬籠宿は御嶽山より70km程離れていますが、御嶽山の噴火後は風向きによってはうっすらとわずかな降灰があったり、微かに硫黄臭が漂って来る事もありました。
馬籠宿からは直接御嶽山を望む事はできませんが、中津川市内の高台からは御嶽山を望む事ができるので、やはり降灰した様です。
御嶽山噴火以降の馬籠宿の様子ですが、噴火の直接的な影響は無い為、平常時と同様の人数の観光客の方がお見えになられております。
国道19号線、JR中央線、また中央高速道路も平常どおりにご利用頂ける状況です。
馬籠宿の秋の紅葉は「けやき」や「さくら」等が少し色づき初めている処です。
「もみじ」はスタンバイしていますが、まだまだ青い葉っぱがほとんどです。
来週本州に近づく「台風18号」が通り過ぎると一気に気温が下がりそうなので、馬籠宿界隈のもみじの紅葉も一気に進み始めると思います。
馬籠館の「そば処まごめや」や「喫茶 籠」からは和式の庭の綺麗な木々の紅葉の景観をお楽しみ頂きながら、お食事や喫茶をお楽しみ頂けます。
そしてこれからの10月、11月の週末は毎週「中山道岐阜17宿歩き旅2014」のプログラムのいくつかが馬籠宿のあちこちで開催されてゆきます。
プログラム内容については中山道岐阜17宿歩き旅2014のHPより確認、お申込が可能です。
また11月は「まごめ宿場祭り」が開催されます。
馬籠宿場まつりの詳しいスケジュール等については、「馬籠ルネッサンス」のHPをご覧下さい。
変化に飛んだ美しい四季の自然がある国土の日本、それは地球規模のダイナミックな自然の営みによって形成された地形だという事でもあります。
自然の未曾有の力を畏怖する気持ちから「ヤマ=神」と太古から祈りを捧げ、荒ぶる力を祈りで治めようと人は願ってきたのだと思います。
信仰のヤマと修験者に古くから崇められてきた御嶽山は改めて「人」と「自然」について深く考える機会を我々に与えてくれているのではないでしょうか?