- 夏休みの思い出
- 2014年08月18日
ずっと激しい雨が続いたお盆休みでした。
京都、高山といった有名観光地も水害に見舞われてしまわれた様です。
馬籠館とも取引のある、高山の業者さんへ今朝連絡をしたら・・・・水害の後片付けで1週間位は動けないかも、という話をされていました。
馬籠宿あたりも随分と激しい雨が降りましたが、今日は少しだけ空の神様は機嫌を直して晴れ間を見せてくれた様です。
梅雨明けの数日間が「今年の夏」だったのかもしれません。
田んぼの稲は穂を実らせ、少し黄色く色づいてきました。
すすきも早くも穂を風にゆらしています。
ツクツクボウシの声が聞こえ、秋の虫が草の端に鳴き始め、夕方の風は涼やかです。
昨日までの激しい雨に洗われて、落ちてしまった栗のいががコロリと転がっています。
いつのまにか、季節は秋の気配を漂わせています。
馬籠宿ではお盆期間中に宿場町の中を通る中山道の坂道を利用して、流し素麺が振る舞われました。
毎年帰省中に立ち寄るのが楽しみ・・・と、皆さん開催時刻前になると、楽しそうに集まってきました。
老若男女の土地の人達だけでなく、その日に馬籠宿に宿泊された国内、国外からお見えのお客さんも素麺汁を入れた紙コップとお箸を手に入れて、坂の上の方から流れて来る、ミニトマト?やぶどう?等の丸くて転がる物と共に、「あっ流れてきた!」と素麺をせっせとナイスキャッチしていました。
そして山間の、静かな、暖かい、時間もいっしょに流れて行きました。
馬籠宿の本来の魅力は、こんな風にさりげなく、あるのだと思います。