- 再開
- 2014年08月05日
JR中央線の復旧工事が終わり、明日から全線再運行される事になりました。
やっと木曽路の生活の「足」、観光の「足」が戻ってきます。
そして、関東方面からの足もやっとできました。
馬籠は夏真っ盛りです。
力強い夏雲が恵那山から湧き出て、まるで白龍の様に流れてゆきます。
田んぼの稲は稲穂を少し出し始めました。
車で道を走ると、すとすきの穂も出て来たのに気がつきます。
大きなギンヤンマが馬籠の石畳の上を上がっていったり下ったりして飛んでいます。
時折大きな甲虫がどんと体当たりでぶつかっては飛び去ってゆきます。
にいにい蝉、ヒグラシ、あぶら蝉。そしてミンミン蝉も鳴き始めました。
絶滅危惧種のツマグロ黄チョウも島田川の方からひらひらと飛んできます。
きっとどこかにエサのカワラケツメイシが生えているんでしょう。
さて、今年はまだそういえば「ねぶ茶=カワラケツメイシ」を飲んでいません。
馬籠の郷土茶のねぶ茶は入れたてをそのまま飲むと「うっぷ」となりますが、自然にさめるまでまって飲むと「あれ?これって黒豆茶?」と思うぐらい少し甘く美味しくなります。
強壮作用もあるとかで、1リットルぐらい飲んだ翌日は何だか元気になった様な気がします。
染色するときれいなからし色に染まります。
どうぞ、ゆっくりと馬籠宿でお寛ぎ下さい。
そして、中山道の自然を楽しみながら、ゆっくりと歩いてみて下さい。
江戸時代の中山道の石畳が残る「落合の石畳」や妻籠宿近くの「男滝、女滝」で天然のクーラーを楽しんだり、変化に飛んだ道程を歩むのは楽しいひと時になると思います。
どうぞ木曽路十一宿、中山道馬籠宿へお越し下さい。