- 土嚢
- 2014年07月10日
このブログを書いている今はとても静かで風もなくいつもの夜の様です。
台風の影響は強い風が吹いた日中の方があったような気がしますが、台風の中心部はまだこれから近づいて来るので気をつけています。
NHKのニュースでも木曽路の南木曽町での土砂災害について時間をかけて丁寧に報道されています。
概ね標高900m程の高さにある、ほぼ垂直な山の斜面の沢が2本、ほぼ同時に土砂崩れを起こし、南木曽町の木曽川まで一気に崩れ落ちた様です。
またその他の地域でも各地で被災している様です。
JR中央線の中津川駅から上松駅までは不通(再開見込み無)、
また、南木曽町のほぼ全域の国道19号線や267号線も南木曽町内ではほぼ全域通行止め。
馬籠館では、昨夜と今朝の2回に渡り、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、繁体字、日本語で旅行中の海外から木曽路を訪問されている方向けに、鉄道不通と道路不通の情報をTwitterで発信をしました。
また馬籠館の英語ブログでも、同様の情報を発信しました。
夕方、個人旅行で木曽路を訪れていた様々な国籍の外国人の方が大きなグループを作って馬籠宿までたどり着き、馬籠宿からはタクシーで中津川駅へ向かわれていました。
また、車で旅をされていた外国の方は、台風をやり過ごす為に馬籠宿で一泊される様でした。
ひょっとしたらですが、まだ被災地近くや鉄道や道路の通行止め区間内に取り残されている外国の旅行者の方がいらっしゃるかもしれませんが、無事に鉄道や道路の不通区間から出発できれば、と思っています。
中央アルプスの大自然の中を歩く中山道ウオーキングですが、昨日の様な短時間に発生する集中豪雨や突然の土石流災害の様な状況が発生した場合、個人旅行で訪問されている海外からの旅行者の方の速やかな安否確認の難しさを改めて考えさせられました。
今朝、馬籠宿の辺りをぐるりと車で走った処、展望台の下の崖が巾10m、高さ5m程土砂崩れを起こしていました。
朝9時にはほぼ道路に溢れていた土砂はてきぱきと重機を使って取り除かれ、とても大きな土嚢が積み重ねられて、道路は直に通行できる様になりました。
作業に当たられたいた皆様、ありがとうございました!
引き続き道路や鉄道についての大きな情報について各国後で発信をしてまいります。