- 夏の蕎麦・うどん・どんぶり
- 2014年07月04日
今日は不思議な景色が恵那山麓で見られました。
今日の様などんよりとした日で、風が無いというか大気そのものが停滞すると、雲が「止まる」現象が見れます。
実際はとてもゆるい速度の風に雲は乗って動いているのですが、遠目に見るとずっとそこに雲が動かずに居続けている様な感じに見えます。
それは例えるなら、静止した水の中に何かが浮かんでいる様な感じで、小さな雲が沢山バラバラに停滞して浮かんでいました。
緑濃い恵那山をバックに、小さな真っ白な雲が沢山ふわふわしている景色は、どこか夢の中の光景の様な異次元の世界の様です。
時折こういった森羅万象が見せてくれる幽玄の世界も、山間を縫う様に進む中山道の道の魅力のひとつになっていると思います。
今日の様な日は車で走っていると、突然濃霧中に突入する事があります。
歩いている人も何となくシルエットしか分からなかったり、前後の車のテールランプの灯りも僅かにしか見えないぐらいの濃霧です。
特に岐阜県内を走る国道や中央高速道路を走行する際は、ご注意下さい。
岐阜県東濃地方は濃霧で有名な場所です。
さしずめ、日本の霧の都ロンドン・・・でしょうか?
古い道、古い建物が息づく場所は、地球の大気現象が起こす、様々な森羅万象がよく発生する場所にある事が多いと思います。
毎日変わらない都会の景色の中では決して味わう事のできない「毎日何かが違って、毎日何かが新しい」事を感じる事ができる場所でもあります。
そして、訪づれる時の季節や時間帯で、様々な表情を見せてくれる場所でもあります。
今の季節は、本当に瑞々しい緑を背景にした馬籠宿があります。
まだやわらかい夏の始めの感じがする馬籠宿へどうぞお越し下さい。
馬籠館のそば処まごめやでは「夏の蕎麦・うどん・どんぶり」をご用意しました。
板長さんのご自慢のまごめやの「夏のメニュー」です。
馬籠散策の折にはどうぞお召し上がり下さい。