- 日本三大桜
- 2014年03月24日
今週は太平洋側の平野部にお住まいの方は、地元でのお花見をされていらっしゃると思います。
暖かい地方では今週末に桜の花が満開になる様です。
今日は本当に一気に暖かい一日になりました。
冬の間、固く閉じていた部屋の窓を大きく開けて、春を呼び込む様な気分で外の景色を眺めてみました。
岐阜県には「飛騨・美濃さくら33選」と名付けられた桜の名所があります。
馬籠宿の近くでは「苗木さくら公園」が選出されています。
およそ700本の桜が山一面を覆い、桜祭り期間中は夜桜も楽しめる様にライトアップされます。
日中、馬籠宿でゆっくりと里山の春の景色を楽しみ、夕暮れを待って夜桜見物に足を伸ばされるとよろしいかと思います。
桜はバラ科サクラ亜科サクラ属、という学術名を持っています。
色は白色、淡紅色、濃紅色の間で様々な淡い色合いの花を咲かせ、品種は数百種類にも及びます。
尼寺さんに行くと白色の古木の桜が咲いているのをよく見かける様な気がします。
そして古木に成長した桜の見事さは、見るものを圧巻し、自ずと恭しく桜の花の響宴を静かに見つめる時を過ごす事になります。
日本三大桜は、山梨県荘市武川町山高の実相寺境内の「神世桜」:樹齢1800年のエドヒガンサクラ、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保の「三春滝桜」:樹齢1000年のベニシダレサクラ、そして岐阜県本巣郡の「淡墨桜」:樹齢1500年のエドヒガンサクラ、です。
こういった有名な超古木桜は別格の雰囲気がありますが、その他の日本の各地でも樹齢数百年を有に超えた古木達が沢山あります。
また、人の手が入らない様な山間にも素晴らしい花見せてくれる桜の木が沢山あります。
都会での桜見物は人ごみが嫌で・・・という理由で、山間の遅い春の桜見物を選ばれる方も多いのではないでしょうか?
馬籠宿から木曽温泉郷、そして信州の園原の温泉郷へ向かう清内路は遅い春の訪れと共に桜、そして花桃の咲く桃源郷の春景色がどこまでも続いてゆきます。
険しい山間に訪れる、どこよりも遅い春は、いつか見た懐かしい日本のふるさとの景色だと思います。
平野部で春を楽しまれた後は、春を追いかけて馬籠宿へいらっしゃいませんか?