馬籠宿の観光の際のお食事、軽食、お土産は馬籠館へお越しください。駐車場完備。

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歴史ロマン
2014年03月21日
カラカラと音を立てて霰が降って来たと思ったら、あっと言う間に地面が小さな氷の粒で一杯に覆われました。 白い小さな粒は美味しそうなコンペイ糖が散らばっている感じでちょっと感しくなりました。 吹雪いたり、青空が出たり目まぐるしく天気が変わり続けた日でしたが、春の3連休の初日の春分の日は「冬」の馬籠でした。 明日の朝の気温は−4度、最高気温は10度ぐらいの様です。 明後日はぐんと暖かくなって、春が戻ってきそうです。   雪が恵那山に降り積もった景色はとても綺麗で、大きな山体の姿をよりはっきりと大きく感じます。 その姿は馬籠宿から見る恵那山が一番美しい、と江戸時代から言われています。 恵那山は中央アルプス最南端に位置し、標高は2191m。 日本100名山の一つにも数え上げられています。 山の名前の由来は天照大御神がここで生まれた時にその胞衣(えな)がこの山に埋められた、という言い伝えから恵那山になったと言われています。   馬籠宿近くの岐阜県東濃地方には、古代文字が刻まれた石が積み上げられた有名な山がありますし、中濃地方にはアンデス山脈に点在する太陽神殿に良く似た構造を持つ天体観測の為の石の遺跡があります。 また縄文海進が進んだ時代の海岸線に沿って多くの縄文遺跡があり、馬籠宿のすぐ側にも縄文時代の日本の中心地、諏訪湖周辺から切り出された黒曜石の塊を持ち帰り、ヤジリに加工する時に加工の土台として利用した大きな石が残っている山畑遺跡があります。 縄文海進の時代の海岸線から恵那山は古代の木曽川を水路として利用すれば、そんなに海からは遠く無かったのかもしれません。 それで、そんな様々な古代ロマンの歴史が生まれたのかもしれませんね。   江戸時代に徳川幕府によって制定された中仙道、その中でも木曽路は険しく荒々しい自然に満ちた場所ですが、近年までその姿は荒れる事無く残されてきました。 どうぞ時間をかけて、そのひとつひとつの宿場町をゆっくりと巡りながら、時空を超えた歴史ロマンに酔いしれた旅をされませんか? 馬籠、妻籠、三留野、野尻、須原、上松、福島、宮ノ越、藪原、奈良井、贄川・・・   昨年も中仙道全道を歩いて旅をされた方が沢山いらっしたとお聞きしています。 旅すがら、お時間がある様でしたら是非、馬籠の展望台から妻籠に向かって10分、15分ぐらい少し山道を歩いてみませんか? そこには今も息づく中仙道の姿があります。 P1040185 P1040173 P1040202        

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世界に響く木曽の木地師の技

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