- ふれあい牧場
- 2014年03月07日
馬籠宿や馬籠館の駐車場、そば処まごめやの店内から恵那山の方角を眺めると、深く切り込んだ谷と谷の間に平らで広く開けた草原の場所が目に入るます。
あそこは何だろう・・・と、多分、多くの方が「あそこに行ってみたいな・・」と感じる場所だと思います。
その場所は馬籠宿から車でおよそ20分ぐらい。
えー!ちょっと細い道だけど、この道であってるの?
随分山深いけど軽自動車で4人乗りで普通に山道を登っていけるの?
熊出没注意の看板がやたら建ってるけどと・・・と、やや心配な気持ちになるかもしれませんが、結構、地元の方の軽トラックともすれ違い、馬籠宿から眺めていた恵那山が手に届く様な近さの景観の中、その場所に到着します。
その場所は「中津川市ふれあい牧場」です。
牧場は標高650mから900mの標高にある45ヘクタールもある大牧場で、皇室の御料牧場でも飼育されているサフォーク種の羊の群れや山羊、木曽馬等がいます。
小さなお子様連れで馬籠宿、中津川エリアにお越しになられた時に少し足を延ばされると、小動物と触れ合うひと時を過ごす事ができます。
そして今度は反対に、ふれあい牧場から木曽の山々を背景にした馬籠宿全体の遠景を眺める事ができます。
ふれあい牧場側から眺める馬籠宿は、本当に山の尾根の少しゆるやかな部分に佇んでいて、それでもかなり急峻な場所である事がよくわかります。
少し暗くなる頃には馬籠宿の灯りだけが山の中にずーっと連なっているのが見えて旅情を誘います。
遠景の馬籠宿を撮影するのなかなかに良いスポットとだと思います。
そしてあたりの森林は非常によく手入れが行き届いていて、木曽美林の美しさも感じて頂けると思います。
深い自然の中を縫う様に通る中山道、その懐に抱かれる様に400年の歴史を刻んで来た馬籠宿、そんな思いを抱かしてくれる景色です。


