- 贅沢
- 2014年02月14日
雪のバレンタインデー、ひとつの傘を仲良くさして、歩いてゆくカップルの皆さんの姿があります。
今日の雪は午後遅くには弱まり、その後はまるで台風の様な大風が吹き荒れています。
漆黒の山にどうっと通ってゆく風は、まるで何かが走り去ってゆくような感じです。
先週の雪が溶けきる前にその上に新しく雪が降り積もり、その後やや暖かいので中津川の町から馬籠宿に向かう道の途中の山沿いはプチ雪崩が起きるかもしれません。
明日の朝は走行注意です。
雪の日の人気のない山は、普段の人間の住む世界とは異なる異次元に迷い込んだ様な気になります。
例えて言えば・・夢の中の昼間の景色の・・の様な感じでしょうか。
太陽が雲に遮られているけど雪の反射であたりが普段より明るいからそんな感じがするのでしょうか。
そんな景色の中に(ちょっとそんな景色の中にいるだけでかなり寒いのですが)埋もれる様な時間を過ごしていると、神聖な気持ちになります。
馬籠宿はそんな山の神の懐にいる様な静かな暖かさを感じさせてくれます。
中津川市内からでも15分程でそれほどまでの深い感じを覚える場所に行けるなんて、なんて贅沢なんだろう、っていつも思います。
どうぞ、雪の馬籠宿を訪れた時はこんな感じも是非味わってみて下さい。
そして、寒くなってお腹が減って来たら、「そば処まごめや」や「喫茶 籠」「出店」でゆっくりと美味しいものを召し上がってくつろいだ時間をお過ごし下さい。