- 女正月
- 2014年01月16日
1月16日になると、昨年の12月13日から始まった「お正月」という1年で最も特別な期間が終わり、普段の生活に戻る日です。
昨日の1月15日は江戸時代には「女正月」と言われていました。
お正月の準備、家族と迎えるお正月、そして親戚や近所の人、仕事先へ年始のご挨拶、鏡開きをして、お正月用に出していた一式の道具をしまい込む・・・と大活躍をした女性達がこの日は「何もせず」親しい友人や姉妹が集いちょっぴりお酒を飲んだり、ごちそうを頂いて女だけのお正月を楽しみました。
で、その日の家事やお酒やごちそうは誰が用意したの?については上流の武家であれば家来の下級武士の男性、一般的な武士の家では下男等が一日中女性達につきっきりでお世話をしたそうです。
これは文化的にも金銭的にも余裕があった江戸の話だと思いますが、封建時代の男尊女卑の時代の中で女性をねぎらう、ちょっとした心憎い時代の演出だったと思います。
さあ、今日からは本格的に、お仕事。お仕事・・・。